一覧

  • 薬膳とは
  • 薬膳キャンパスの活動
  • 講座情報
  • イベント情報
  • メディア情報 活動実績
  • お知らせ コラム

HOME > お知らせ・コラム一覧 > 【薬膳コラム】こたつ開きの日

お知らせ・コラム

<薬膳コラム>

2024年11月1日(金)

【薬膳コラム】こたつ開きの日

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。

 紅葉が美しい季節です。
もう少し秋の美しさを
楽しみたいところですが、
今月7日、立冬に入り、
暦の上では冬を迎えます。


雪深い地方では、本格的な冬が来る前に、
家の周りに雪囲いをしたり、
自動車のタイヤを替えたり、
白菜やかぶなどを収穫したり、
漬物を仕込んだりします。

金沢の兼六園で、
湿った雪の重みで枝が折れないようにと、
樹木を守る雪吊りの作業が始まるのが、
今日11月1日です。



そろそろ、私たちも暖房器具の準備や
暖かい衣類の用意をしましょうか。


今年の11月7日はこたつ開きの日、
炉開きの日とも言われ、
こたつなどの暖房器具を出すのに
縁起のいい日であります。


江戸時代、旧暦10月(亥の月)の
最初の亥(い)の日(今年は11月7日)に
武家が、第二の亥の日(11月19日)に
町民がこたつ開きをしました。


何故、亥の月の亥の日なのかというと、
五行説では、亥は水に配当され、
その日にこたつを出せば、
相克関係により、火を抑えられる、
火事にならないと
考えられていたからです。

逆に、こたつを出すのに縁起の悪い日はなく、
急な寒さで体調を崩しては本末転倒なので、
大体の目安と思いましょう。

こたつをしまう日は設定されていないようで、
お年を召した方のおうちに伺うと、
夏が近づいても、
こたつが出ているのを目にします。


 冬は寒さにより、腎の働きが弱まり、
お手洗いが近くなったり、
足腰が痛んだりします。
冷えの侵入から身体を守りましょう。


そして食事で腎精を補うのも、
冬を健やかに過ごす秘訣のひとつです。

補腎の食材は黒米、さつまいも、
やまいも、黒豆、カリフラワー、
ブロッコリー、栗、胡桃、黒胡麻、
海老、鶏肉、羊肉、豚肉、
牛や豚の腎臓などがあります。


  2024年11月1日

薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子

  • 次のページ