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<薬膳レシピ>
2023年4月15日(土)
【薬膳レシピ】ブリのソテー こごみ添え ハリッサ入りグレープフルーツのソース ~ 晩春の薬膳~
春はさまざまさ山菜が旬で、
苦味や香りがあり、おいしいですよね。
気候は晩春に入り、春の陽気が高まり
体も外気の影響を受けて気(生命エネルギー)が
上昇、滞りますと、イライラ、モヤモヤ、
めまいなどの症状が出やすくなります。
そして春に影響を受けやすい五臓の
『肝』はストレスにも関係しています。
『肝』は気を巡らせる働きがありますので、
『肝』の働きを助けて巡りが良くなる薬膳、
ブリのソテーこごみ添え
ハリッサ入りグレープフルーツソースを紹介します。
今月のテーマの山菜こごみは、
冬に溜まった老廃物や毒素を取り除く効能があります。
ブリは体力減退や、眼精疲労にも良く、
肝臓の解毒機能を強化するタウリンが豊富です。
気の巡りを良くするグレープフルーツと
玉ねぎにハリッサを加えました。
ハリッサは唐辛子をベースに複数のスパイスを
組み合わせた地中海生まれの辛口調味料で、
エキゾチックな香りと
辛味は気血の流れを促してくれます。
理気、補気、解毒
【材料】2人分
こごみ 1パック(10本ぐらい)
ブリ 2切れ
グレープフルーツ 1/2個(果汁)
グレープフルーツのむいた実 適量
玉ねぎのすりおろし 大さじ2
ハチミツ 小さじ1
ハリッサ 小さじ2
オリーブオイル 大さじ1
【作り方】
①こごみは、ボールのため何回か水を変えて洗う。
鍋に湯を沸かし、塩を入れてこごみを2分ゆがく。
冷水に取りざるに上げて水気を取る。
②ブリは塩コショウして、小麦粉をつけ、
フライパンにオリーブ油大さじ1を入れ両面焼く。
③ソースを作る。すりおろした玉ねぎに
ラップをかけ電子レンジで2分加熱する。
フライパンにグレープフルーツの果汁、
玉ねぎ、ハリッサ、ハチミツを入れ、
火にかけ混ぜ合わて、火を止める。
ソースを敷いた上にブリをおき、
こごみを添え、グレープフルーツのむいた実を
トッピングして出来上がり。
食材 | 性味 | 帰経 | 効能 |
グレープフルーツ | 寒/甘酸苦 | 心肝脾 | 理気、和胃、解酒、化痰 |
玉ねぎ | 温/辛 | 肺 | 理気、化痰、健脾、燥湿、解毒、活血 |
ブリ | 温/甘酸 | 肝脾腎 | 補気、補血、滋陰、健脾 |
こごみ | 涼/苦甘 | 肝腎 | 清熱、解毒、涼血 |
薬膳食典 食物性味表 第2版
栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子