2022年11月15日（火）

【薬膳レシピ】柚子衣のマグロカツ　温野菜サラダ添え～腎の養生～

立冬を迎え朝晩の冷え込みから
冬の始まりを感じます。


寒さで身体が冷えますと気血が滞り、
冬の五臓の『腎』は寒さで
負担がかかるため、
腰痛、冷え性、浮腫みの症状が
でやすくなります。

『腎』の機能が低下しますと
老化に繋がりますので、
『腎』の養生が大切です。

今月のテーマは柚子です。

温性で気の巡りを良くし、
消化不良の改善にも良い柚子皮を使って、
柚子衣のマグロカツ　
温野菜サラダ添えを紹介いたします。

マグロは、体内の臓腑を温め、
体力気力を補い、血を補います。
たんぱく質が多く、アミノ酸スコア100の
マグロは栄養価の高い魚です。

ブロッコリーとさつまいもは、
老化を改善し、消化器官の働きをよくします。

人参は、体液を補い、眼精疲労によい食材です。

温野菜サラダのドレッシングは、
秋冬の乾燥が気になる季節によいはちみつと
気血を巡らすマスタードを使った
ハニーマスタードドレッシングを添えました。
酸味があり、爽やかな味となっています。

【食材】2人分　温補腎陽

マグロ　　　　　　１柵（130～150g）
柚子皮　　　　　　1/2個　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
小麦粉　　　　　　大さじ1
パン粉　　　　　　10ｇ
ハーブソルト　　　適量（なければ、塩コショウ）
ブロッコリー　　　100ｇ
さつまいも　　　　100ｇ

《ハニーマスタードドレッシング》

粒マスタード　　　大さじ1.5
はちみつ　　　　　大さじ1.5
酢　　　　　　　　大さじ1
オリーブオイル　　大さじ1

【作り方】

①小麦粉1に水大さじ1を入れ溶く。
　パン粉にみじん切りにした柚子皮、
　ハーブソルトを入れ混ぜ合わせる。

　マグロに溶いた小麦粉を付け、
　パン粉をまぶして、高温でさっと揚げる。
　※マグロに火が通り過ぎないようにする。

②ブロッコリー、さつまいも、人参は蒸す。

薬膳食典　　食物性味表　　第２版

レシピ担当：栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
　　　　　　紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
　　　　　　野田知子