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<薬膳レシピ>
2019年10月15日(火)
【薬膳レシピ】鮭とニラ入り山芋のお焼き ~晩秋涼燥の薬膳~
日中は暖かな日もありますが、
朝晩の気温が下がり空気が乾燥してきました。
この時期を涼燥とよびます。
肺は外からの影響が一番受けやすい臓で、
冷たく乾燥した空気が肺を傷つけます。
鼻水、咳、皮膚の乾燥の症状がでやすくなります。
今月は、鮭とニラ入り山芋のお焼きを紹介します。
肺は気血の運行を調節する臓で、
鮭を使って気血を補い、巡りを良くします。
山芋と卵で体に潤いを補い、ニラで体を温めます。
お焼きに使うごま油は乾燥の時期になりがちな便秘によいです。
体の冬支度にいかがでしょうか。
【材料(2人分)】
鮭(塩鮭) 1切れ
山芋 300g
卵 1個
ニラ 1/2束
かつお節 4g
米粉 大さじ2
醤油 小さじ2
塩 少々
ごま油 大さじ2
【作り方】
1.塩鮭は焼いて身をほぐしてます
2.すり下ろした山芋に、刻んだニラ、溶いた卵、
米粉、かつお節、醤油、塩少々、
ほぐした鮭を入れて混ぜ合わせます
3.フライパンを熱してごま油を入れ、中火で焼きます
4.お好みで一味をかけてください
食材 | 性味 | 帰経 | 効能 |
鮭 | 温/甘 | 脾胃 | 補気、歯血、温中、理気、滑腸、活血 |
山芋 | 平/甘 | 肺脾腎 |
健脾、補気、滋陰、潤肺、和胃、調中、益精 |
卵 | 平/甘 | 肺脾胃心肝腎 | 滋陰、潤燥、補血、安胎 |
ニラ | 温/辛甘 | 肝胃腎 | 温陽、補腎、散寒、降気、活血、解毒 |
ごま油 | 涼/甘 | 大腸 | 利大腸、通血脈、解毒、潤膚 |
薬膳食典 食物性味表
レシピ担当:栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子