2018年12月15日（土）

【薬膳レシピ】　かぼちゃのスコップコロッケ～冬至のかぼちゃ料理～

冬至には、「ん」のつくものを食べると「運」が呼び込めるといわれています。
かぼちゃは漢字で書くと、南瓜（なんきん）、「ん」です。
そして、冬至にかぼちゃを食べると中風（脳卒中）や感冒予防になるといわれています。

かぼちゃは温性で、脾胃を補強します。栄養価も高く、β-カロチン、ビタミンＢ群を多く含み食物繊維も豊富です。
優れものの野菜かぼちゃを使っての薬膳的冬至の料理、かぼちゃのスコップコロッケを紹介します。
揚げないので簡単＆ヘルシーです。

豚ミンチで気血津液を補い、たまねぎで巡りをよく、スパイスにナツメグ（生薬名肉豆蔲）は脾胃を温め、
気血の巡りを良くします。香りは甘く、リラックス効果があります。
健康のバロメーターで、気血生化の源である脾胃を養生し、これから厳しくなる寒さを体の中から対策をして
良い運を呼び込みましょう。

＊かぼちゃのスコップコロッケ～冬至のかぼちゃ料理～　　補中益気、理気

【材料（2人前）】
・かぼちゃ　　　300ｇ　　　　　　　
・牛乳　　　　　　大さじ2
・バター　　　　　小さじ

・豚ミンチ　　　100ｇ
・玉ねぎ　　　　１/2個
・ナツメグ（肉豆蔲）
・塩コショウ

・粉チーズ　　　大さじ2
・パン粉　　　　　10ｇ
・オリーブ油　　　大さじ2

【作り方】
①先に上にかけるパン粉をフライパンで乾煎りします。
②かぼちゃを一口大に切って耐熱容器に並べてレンジで5分チンします。
　柔らかさがまだ足りないようでしたら2分プラスします。
③かぼちゃを鍋に移してヘラで潰しながら、牛乳、バターを加えてなめらかにします。
④フライパンでみじん切りにした玉ねぎを炒め、しんなりしてきたら、豚ミンチを入れさらに炒め
　火が通ってきたらナツメグ、塩コショウを加えて味を整えます。
⑤④とかぼちゃを混ぜ合わせます。混ぜ合わせたものを器に移し、パン粉、粉チーズ、オリーブ油を振りかけます。
⑥オーブントースターで5分程焼きます。焼き色が付けば出来上がりです。

【効能】

改訂版　「食品性味表」　第2版

レシピ担当：　栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師　　　野田知子