HOME > お知らせ・コラム一覧 > 【薬膳レシピ】ほうれん草と鯛のから揚げの和え物~晩春の薬膳~
<薬膳レシピ>
2025年4月15日(火)
【薬膳レシピ】ほうれん草と鯛のから揚げの和え物~晩春の薬膳~
日中が暖かくなり
春も晩春の頃に入りました。
春に影響を受けやすい五臓は『肝』で、
陽気が高まってきますと、
肝気も上がり滞りやすくなります。
今月のテーマのほうれん草は、
上昇した肝気の流れを正常にする働きがあり、
イライラ、気、鬱の症状によいです。
ほうれん草は、血を補う
代表の野菜でもありますので、
春に起こりやすい症状のめまい、
眼精疲労や貧血に働きかけます。
そして、肝気の流れを促し、
滞りを解消させる三つ葉も加えました。
『肝』の不調は、
消化器官も不調へと関係しますので
消化器官の働きを助け、
肝の解毒機能強化をする
鯛のから揚げと和えました。
鯛は、細目に切って片栗粉を
まぶし焼き上げしますので、
火も通りやすく、作りやすいと思います。
平肝潜陽、疏肝、養血、健脾
【材料2人分】
鯛(骨の無い切り身) 2切れ
ほうれん草 100g
三つ葉 1/2束
*調味料
醤油 大さじ1
酢 大さじ1
ごま油 小さじ1
砂糖 小さじ1.5
柚子胡椒 適量
【作り方】
①鯛は細めに切り分け、塩コショウして
片栗粉をまぶしてフライパンで焼き上げる
②ほうれん草は塩を入れ、
湯がき水にさらして4.5センチに切り、
三つ葉もさっと湯がく
③調味料と合わせて器に盛る
食材 | 性味 | 帰経 | 効能 |
ほうれん草 | 涼/甘 | 肝大小脾胃 | 養血、平肝、清熱、除煩、 潤燥、通便 |
三つ葉 | 平/辛甘 | 肝肺脾胃 | 疏肝、化痰、解毒 |
鯛 | 微温/甘 | 脾胃腎 | 健脾、益精、補腎、利水、 消腫、通乳 |
薬膳食典 食物性味表 第2版
栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子