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お知らせ・コラム

<薬膳コラム>

2025年3月1日(土)

【薬膳コラム】花粉症対策しませんか

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。

春になり、暖かくなるのはありがたいです。


花粉症でお悩みの方々にとっては、
つらい時季でもあるかと思います。

スギ花粉のピークは早い所で2月下旬から、
ヒノキ花粉は3月中旬から4月上旬、
花粉の飛散量は広い範囲で例年より多く、
四国や近畿では例年の2倍以上の所も
あると予測されています。


食養生で、花粉症対策しませんか。

• 水分を摂り過ぎない:
 お小水で出しきれない、
 行き場のない水分が鼻水などで
 呼吸器から出ることに
 なってしまうからです。

• 冷たいもの、生もの、甘いもの、
 脂っこいものを摂り過ぎない:
 水分代謝を弱め、
 体内に余分な水分を停滞させるからです。

• にがりの入った塩を「適度に」摂る:
 腎の働きを補い、
 お小水の出をよくするからです。

• 香辛料、薬味を「適度に」摂る:
 辛味は呼吸器の働きを補うからです。

• 酸味を「適度に」摂る:
 花粉症でかゆみや
 充血のある目は肝の窓です。
 酸味は肝を養うからです。

※いずれも「適度に」摂るように心掛けて下さいませ。
 摂り過ぎると、かえってよくありません。

 人体は衛気(えき)というバリアを
体表に巡らして外邪の侵入を防いでいます。

胃腸の働きが弱まったり、
疲れがたまったりすると、
衛気が弱くなるので、
食事と睡眠をしっかりとり、
疲れをためないよう、心がけましょう。


 もう既に症状が現れて
お困りの方はいらっしゃるでしょうか。

大きく寒証タイプ、熱証タイプに分かれます。

水のように透明な鼻水が出る方、
鼻づまりがあってもお風呂に入ると楽になり、
鼻をかむと無色あるいは
白色の鼻水が出る方は寒証タイプです。

九条ねぎのような青ねぎ、紫蘇、生姜、
ねぎ、パクチー、シナモンなどを
取り入れてはいかがでしょうか。



粘り気のある黄色あるいは緑色の鼻水が出る方、
鼻がひどくつまって匂いがわからない方は
熱証タイプです。

緑茶、ミント、菊花などがいいでしょう。
特に、菊花は目のかゆみや
充血のある方におすすめです。


この時季を快適に乗り切りたいですね。


 2025年3月1日


薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子

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