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<薬膳レシピ>
2024年11月15日(金)
【薬膳レシピ】貝柱と生姜入り炊き込みの山かけご飯 ~初冬の薬膳~
立冬を迎え冬が始まりました。
今月のテーマの山芋は、
『肺』の働きを良くし、
冬の寒さに弱く影響を受けやすい
五臓の『腎』の腎精
(生命の基本物質)を補います。
山のうなぎと例えられている
栄養価の高い山芋を使って、
貝柱と生姜の炊き込みの
山かけご飯を紹介します。
干し貝柱は、体内の乾燥症状を改善し、
たんぱく質の含有量は
貝類のなかで最も多いです。
生姜は、寒さを散らし、
肺や消化器官を温めます。
チンゲン菜は、寒さで滞りがちな血流を促し、
米は、消化器官を温め、
生命エネルギーを補います。
干し貝柱は高価な食材ですが、
小粒なイタヤ貝ですと比較的安価で、
炊き込みご飯やお粥に使いやすいです。
補腎益精
【材料】
炊き込みご飯は作りやすい分量です
干し貝柱 20g
生姜 20g
米 2合
醤油 小さじ2
塩 小さじ半分
酒 大さじ1.5
みりん 大さじ1
山芋すりおろし 200g
チンゲン菜 1株
醤油 大さじ1
ごま油 小さじ1
【作り方】
①米は洗って炊飯器に調味料を入れ、
ほぐした干し貝柱、
千切りの生姜を入れて炊く。
干し貝柱は戻さなくてもOK
②山芋をすりおろす
③チンゲン菜は洗って湯がいて
食べやすい大きさに切って
水気を絞り醤油とごま油であえる
④炊きあがったらどんぶりにご飯をよそい
チンゲン菜をのせ、
すりおろした山芋をかける
食材 | 性味 | 帰経 | 効能 |
山芋 | 平/甘 | 肺脾腎 | 健脾、養肺、補腎、益精、補気、収渋 |
干し貝柱 | 平/甘鹹 | 肝腎脾胃 | 滋陰、補腎、和胃、調中、養肝 |
生姜 | 温/辛 | 肺脾胃 | 発表、解表、温中、止嘔、温肺、止咳、解毒 |
チンゲン菜 | 涼/甘 | 肝肺脾 | 活血、清熱、除煩、生津、止渇、通便 |
うるち米 | 平/甘 | 脾胃肺 | 補中、益気、健脾、和胃、止瀉 |
薬膳食典 食物性味表 第2版
栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子