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HOME > お知らせ・コラム一覧 > 【薬膳レシピ】パプリカと夏野菜の焼きマリネ~夏の薬膳~

お知らせ・コラム

<薬膳レシピ>

2024年8月15日(木)

【薬膳レシピ】パプリカと夏野菜の焼きマリネ~夏の薬膳~

立秋を迎えましたが、
まだ暑さが厳しい日々が
続いています。

今月のテーマのパプリカを使って、
暑い日の献立の一品として
夏野菜の焼きマリネを紹介します。

夏に影響を受けやすい五臓は
『心』で暑気に負担がかかりやすく、
トマトとズッキーニは
カラダにこもった暑気を取り除き、
汗で失ったカラダに
必要な水分を補います。


パプリカは、夏になりやすい
不眠の症状に働きかけます。

夏のひと工夫として、
マリネ液の酢とレモン果汁の酸味は、
汗の出過ぎを止め、
暑気に伴う湿気で陥りやすい
食欲不振によいです。

「酸甘生津」といって
酸味と甘味を使うと
汗と出ていく
津液を補うことができます。

ハーブソルトの
タイムとローズマリーは、
殺菌力があり
消化不良を助けます。

ハーブソルトのハーブは、
わがやの庭に
植わっているもので使いました。
電子レンジで乾燥させ、
塩と混ぜた簡単なものです。

市販のドライハーブを
使われてもよいです。


オリーブオイルで炒めることで、
野菜の甘味と旨味が
引き出され食欲が増します。


清熱解暑、除煩


【材料2人分】                     

パプリカ   1/2個
プチトマト   10個
ズッキーニ   1本
オリーブオイル 大さじ2

(マリネ液)
酢       大さじ2
レモン汁    大さじ2
はちみつ    大さじ3
粒マスタード  小さじ1
ハーブソルト  小さじ1

【作り方】

①プチトマトはヘタを取って、
 パプリカは、5mmぐらいのせん切りに。
 ズッキーニも5mm の輪切りに切る。

②調味料を混ぜ合わせ
 マリネ液を作っておく。

③フライパンで中火、
 オリーブオイルを入れ
 順番に焼く。
 プチトマトは
 焼き色が付けるだけOK

④焼き終わったら野菜を
 マリネ液に浸け冷蔵庫で
 冷やして召し上がってください。

 

食材 性味 帰経 効能
トマト 微寒/甘酸 肝脾胃 生津、止渇、健胃、消食、清熱、解暑、平肝、利尿
ズッキーニ  寒/甘  肺脾腎 清熱、生津、潤肺、通淋
パプリカ 平/辛甘 肝心胃腎 理気、除煩、平肝、和胃

 

薬膳食典  食物性味表 第2版

栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子