一覧

  • 薬膳とは
  • 薬膳キャンパスの活動
  • 講座情報
  • イベント情報
  • メディア情報 活動実績
  • お知らせ コラム

HOME > お知らせ・コラム一覧 > 【薬膳レシピ】鰻 ひつまぶし

お知らせ・コラム

<薬膳レシピ>

2024年7月15日(月)

【薬膳レシピ】鰻 ひつまぶし

夏本番は、まだこれからなのですが、
例にない高い気温と湿気で
体調を崩しがちです。

高温多湿に耐えられなくて
冷たいものの食べ過ぎ、
飲み過ぎそして冷房で
カラダを冷やしますと、

消化器官を弱らせてしまい、
食欲低下や疲れやすくなります。

今月のテーマは鰻です。

鰻は、ビタミンAが多く含まれ、
蒲焼きひと串で3日分が摂れます。

免疫力を高め、消化器官が弱ることで
足りなくなったカラダの活動エネルギー「気」、
カラダの栄養分「血」を補い、
体力を回復させます。


(一社)紡ぐしあわせ薬膳協会は
愛知県名古屋市にございまして、
愛知県は鰻の名産地です。


名古屋はひつまぶしの発祥の地でもあり、
今月は、甘辛いタレで香ばしく
焼かれた鰻の蒲焼きに、
薬味を添えていく通りかの食べ方で
楽しませてくれるひつまぶしを
薬膳的に紹介します。


ご飯は、気を補い、力をつけて
消化器官の働きを助けます。

薬味の和山椒は、腹部を温め、
わさびも胃腸の冷えや食欲不振によいです。


カテキンの多い緑茶は、
消化不良を助けます。


老舗のお店でひつまぶしを
いただきました。

お店の中は雰囲気があり、
濃い目の温かい緑茶で迎えてくれました。

鰻は、皮をカリッと香ばしく焼かれて、
身はふわふわで初めての食感で
とても美味しかったです。

画像でもお分かりのように、
蒲焼きが器からはみ出て
すごいボリュームでした。

和山椒で、わさびで、
お茶漬けでといただき
最後まで美味しく楽しく食しました。

鰻パワーで元気になりました。


補虚損、健脾、温中

食材 性味 帰経 効能
平/甘 肝腎脾  補虚損、補腎、養肝、袪風湿、殺虫
うるち米 平/甘 脾胃肺 補中、益気、健脾、和胃、止瀉
和山椒 温/辛 脾肝 温中、降気、固歯、消腫
わさび  温/辛苦 肺胃脾 温中、発表、利水、利窮、解魚毒
緑茶 涼/苦甘 心肺胃 生津、止渇、清熱、解毒、袪湿、消食

薬膳食典  食物性味表 第2版

栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子