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<薬膳レシピ>
2024年1月15日(月)
【薬膳レシピ】鱈と芽キャベツのハーブ香るバターソテー ~冬の健康維持のための薬膳~
寒さが厳しい時期に入りました。
寒冷にさらされると体調を崩しがちです。
今月は、冬の健康維持のための薬膳を考えました。
テーマの鱈は、消化器官を温め
疲労や食欲不振に良く、
ビタミン⒓が多く含まれ
神経機能の維持の働きがあり、
低脂肪で高たんぱく質な栄養価の高い魚です。
芽キャベツは、冬の寒さに弱く
負担のかかる五臓の『腎』の働きを助け、
消化不良に良く、ビタミンⅭの含有量は
野菜の中でもトップクラスで
感冒予防になります。
抗酸化力が強いハーブのローズマリーと
バターは、寒さで冷えて滞りがちな
血流の流れを促進します。
バターもビタミンA含有量が高く、
抵抗力を強める働きがあります。
パプリカは、気血の巡りを良くし、
赤色のパプリカは抗酸化成分の
カプサンチンが多いです。
益気補腎、活血
【材料2人分】
鱈の切り身 2切れ
芽キャベツ 6個
ローズマリー 2本
バター 15g
オリーブオイル 大さじ1
赤パプリカ 1/4個
片栗粉 大さじ1
塩コショウ 少々
【作り方】
①鱈の切り身を塩コショウをする。
芽キャベツは半分に切り、
パプリカは色紙切りにする。
②塩コショウをしてしばらく置いた
鱈に片栗粉をまぶす。
フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れ、
ローズマリーを入れて香りをだす。
次にバターを入れて溶けたら、
弱火でじっくり鱈を焼く。
半分に切った芽キャベツ、
赤パプリカも鱈のまわりに入れて
一緒に焼く。
両面焼けたら、醤油小さじ1を
回し入れ仕上がり。
食材 | 性味 | 帰経 | 効能 |
鱈 | 平/鹹甘 | 肝腎脾 | 補気、補血、補中、化痰、解酒、 利水 |
芽キャベツ | 平/辛苦 | 胃 | 補腎、強筋骨、健胃 |
ローズマリー | 温/辛 | 脾肝心肺 | 安神、活血、健脾 |
バター | 涼/甘 | 脾肺腎大腸 | 補五臓、填髄、滋陰、潤燥、活血、補血 |
パプリカ | 平/辛甘 | 肝心胃腎 | 理気、除煩、平肝、和胃 |
薬膳食典 食物性味表 第2版
栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子