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<薬膳レシピ>
2023年7月15日(土)
【薬膳レシピ】ナムル3種~真夏の薬膳~
梅雨が明けますと
夏真っ盛りに入り
急激に暑くなります。
今月のテーマは緑豆です。
暑いときの優れた食材ですが、
スーパーでは売っていないお店ありますので、
買い求めやすい身近な緑豆もやしを使って
ナムル3種で真夏の薬膳を紹介します。
緑豆もやしは、体にこもった外気(暑気)による
熱感を取り除き、湿気も伴いますので、
体に溜まった余分な水分や毒素を排出させます。
干すことでカルシウムやビタミン、
鉄分など豊富になる切り干し大根は、
汗で失った体に必要な水分を生み出す力があります。
旬は冬なのですが、
夏の暑さに強く育つ小松菜は抗酸化力が強く、
暑さで弱りがちな消化器官の働きを助け、
不眠にもよい効能があります。
韓国料理のナムルは、寒性、涼性が多
い夏の食材を唐辛子やごま油を使うことで
消化を助け、香りや味は食欲を増します。
今回ナムルは、市販の調味料を使わなくても
美味しく出来て、素材の味がよくわかる
仕上がりになります。
そして作り置きが出来て便利です。
清熱解暑、生津、健脾
【材料 作りやすい量】
《緑豆もやしナムル》
緑豆もやし 1袋
ごま油 小さじ2
にんにくすりおろし 少々
すりごま 大さじ1
塩 少々
《切り干し大根のナムル》
切り干し大根 30g
韓国唐辛子 小さじ2
水あめ 大さじ1.5
醤油 小さじ1
にんにくすりおろし 少々
塩 少々
ごま油 小さじ1
白ごま 適量
《小松菜のナムル》
小松菜 1束
醤油 小さじ1.5
砂糖 ひとつまみ
にんにくすりおろし 少々
塩 少々
ごま油 小さじ1
白ごま 適量
【作り方】
①緑豆もやし、小松菜は、
よく洗い食感良くサッと湯がく。
電子レンジで加熱でもOK。
水気を切ってボールに
調味料を加えてよく混ぜ合わせる。
②切り干し大根は水の中でもみ洗いをして
お湯に浸けて戻す。
戻し過ぎないように
芯が残る程度でざるに上げる。
絞って水気を切り、
調味料を加えてよく混ぜ合わせる。
食材 | 性味 | 帰経 | 効能 |
緑豆もやし | 寒/甘 | 心脾胃 | 清熱、解毒、解酒毒、解暑、利尿、止渇 |
大根 | 涼/甘苦 | 肺胃 | 消食、化痰、下気、寛中、生津、利湿 |
小松菜 | 涼/甘辛 | 肺肝脾 | 養陰、除煩、健脾、通便、化瘀、散結、消腫、解毒 |
白ごま | 寒/甘 | 大腸 | 潤腸、通便、解毒、生肌 |
にんにく | 温/辛 | 脾胃肺 | 温中、散寒、解毒、消腫、止咳、化痰、宣竅、燥湿 |
唐辛子 | 熱/辛 | 心脾胃 | 温中、散寒、消食、開胃、化湿 |
薬膳食典 食物性味表 第2版
栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子