2023年6月15日（木）

【薬膳レシピ】枝豆入りグリーンサラダ～脾の養生～

雨の中でより美しく見える
紫陽花の季節、梅雨時期に入りました。

例年より早い梅雨入りで湿度が高い日々です。

この梅雨時期に影響を受けやすい
五臓は『脾』です。
『脾』は消化器官の働きや
水分代謝に関係していて、
梅雨時期の気（湿気）には負担がかかり、
機能を弱めます。

食欲不振、倦怠感、
浮腫みの症状が出やすくなります。

今月のテーマは枝豆です。
大豆の未成熟である枝豆は、
消化器官の働きを正常にし、
大豆にないβカロテンやビタミンC・E、
鉄分も含まれています。

じゃがいもは、生命エネルギーの源「気」を補い、
消化器官の働きを助けます。

アスパラガスやサニーレタスは
身体に溜まった余分な水分を排出させます。
アボガドは食欲不振に良いです。

ヨーグルトドレッシングであっさりした
味付けしていますので、
ピリッとさせる粗引きの黒コショウを加えて
気の巡りを良くするとともに食欲を促します。

枝豆はそのまま塩ゆでなどで食しても
十分美味しいのですが、
ジメジメとした蒸し暑い日が続くと
気持ちもふさぎがちになるので、

デパ地下サラダ風の鮮やかな
グリーンサラダで気分を
変えてみてはいかがでしょうか。

健脾利湿

【材料2人分】

枝豆（さやつき）　　　　　　　130ｇ
じゃがいも　　　　　　　　　　中2個　200ｇ
アボガド　　　　　　　　　　　　1個
アスパラガス　　　　　　　　　1束
サニーレタス　　　　　　　　　100ｇ

《ヨーグルトドレッシング》
ヨーグルト　　　　　　　　　　大さじ2
オリーブオイル　　　　　　　　大さじ1
はちみつ　　　　　　　　　　　小さじ1
塩　　　　　　　　　　　　　　小さじ2/3～1
粗引き黒コショウ　　　　　　　適量

【作り方】

①枝豆は塩ゆでして剥いておく。
　じゃがいもはゆでてつぶす。
　アスパラガスもゆがいて斜め切りにする。

　アボガドは剥いて潰しておく。
　サニーレタスはよく洗い水気を切って
　ざく切りにしておく。

②ヨーグルトドレッシングを作って、
　混ぜ合わせて粗びき黒コショウを
　加えて出来上がり。

薬膳食典　　食物性味表　第2版

栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子