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HOME > お知らせ・コラム一覧 > 【薬膳レシピ】新じゃがフライと腸活トマトソース~ストレスを感じる時の薬膳~

お知らせ・コラム

<薬膳レシピ>

2023年5月15日(月)

【薬膳レシピ】新じゃがフライと腸活トマトソース~ストレスを感じる時の薬膳~

立夏を迎え暦では夏の始まりですが、
5月はストレスを感じる時の
薬膳レシピを伊東千鶴子先生の
コラムに沿って、

新じゃがフライと腸活トマトソースを
考えました。


新じゃがは、ストレスで
イライラすると負担がかかりやすくなる
消化器官の働きを助けます。


よく洗って皮付きのまま調理をします。
フライパンに少し多めに入れた
オリーブオイルでじっくり焼き上げます。

胃腸の調子が弱ってるとお感じの方は
蒸したり、丸ごと湯がいたものも
新じゃがは美味しいです。


玉ねぎは、ストレスを感じると
滞りがちになる生命エネルギーの
「気」の巡りをよくします。

トマトは、消化を助ける作用で
消化器官の負担を軽減します。


香りのよいハーブ類のオレガノや
バジルも気の巡りをよくします。

今回は、腸内環境を整えるための
調味料になる塩麹と玉ねぎ麹で
味付けをして、
腸活トマトソースと名付けました。


コンソメやブイヨンなどの市販の
調味用を使わなくても
コクがあってうま味のある
美味しいソースになります。


健脾、理気、益気


【材料】作りやすい分量
新じゃが芋     200~300g

《腸活トマトソース》
トマト缶      1缶400g
玉ねぎ       150g
ニンニク      1片
オレガノ      小さじ1
バジル       小さじ1
オリーブオイル   大さじ2
塩麹        大さじ1
(塩分によって使う量は
 違うので味見で調節して下さい)
玉ねぎ麹      小さじ1
みりん       小さじ1


【作り方】

①新じゃがは、よく洗って
 水分を拭き取りくし切りにして、
 フライパンで少し多めにいれた
 オリーブオイルで
 じっくり焼き上げる。


②トマトソースを作る。
 玉ねぎ、ニンニクは
 みじん切りにする。


③鍋にオリーブオイル大さじ2をいれ
 玉ねぎ、ニンニクを炒める。
  玉ねぎが透き通ってきたら、
 トマト缶を入れ煮る。

 少し煮詰めましたら、ハーブ類、
 塩麹、玉ねぎ麹、みりんを入れ
 味見をして味をととのえる。

 仕上がったトマトソースを
 ブレンダ―にかけていますが、
 形ある方がお好みの方はそのままで。


「玉ねぎ麹の作り方」

乾燥麹   100g
玉ねぎ   300g
塩      30g
水      100~140ml

①瓶は煮沸などで清潔にして用意する。

②玉ねぎはブレンダ―にかける。
 すりおろしてもよい。

③ボールに材料を入れて
 よく混ぜ瓶に移す。
 1日1回スプーンで混ぜ、
 今の時期ですと5日~1週間で
 出来上がり。


甘酒メーカーやヨーグルトメーカーを
お持ちの方は、瓶を入れ、
60度で8時間を設定されますと
時短で出来上がる。

注意点ですが、備え付けの容器を使いますと
臭いが移ってとれなくなるので、
画像のようにしてお作りください。


腸活調味料で大活躍の甘酒メーカー、
ヨーグルトメーカーです。

 

食材 性味 帰経 効能
じゃがいも  平/甘  胃大腸 益気、健脾、和胃、調中
玉ねぎ 温/辛 理気、化痰、健胃、燥湿、解毒、活血
トマト 微寒/甘酸 肝脾胃 生津、止渇、健胃、消食、清熱、解暑、平肝、利尿
オレガノ 涼/辛微苦 脾肺 解表、理気、清暑、袪湿
バジル 温/辛  肺脾胃 疏風、行気、化湿、和中、活血、解毒

薬膳食典  食物性味表 第2版

 

栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子