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<薬膳レシピ>
2023年2月15日(水)
【薬膳レシピ】牛レバーの黒酢あん ~春のはじめの養生~
立春を迎え春のはじまりです。
春のはじめの身体は、
陰液(体液のこと。精、血、津液)が
足りない状態です。
今月のテーマは以臓補臓のレバーで、
その中でも造血を助けるビタミンB12が
豊富な牛レバーを使って、
牛レバーの黒酢あんを紹介します。
牛レバーは、春に影響を受けやすい
五臓の『肝』の肝の血を補います。
さつまいもも陰液を補い、
むくみや貧血によいです。
パプリカ玉ねぎは、
気血の巡りをよくします。
レバーが苦手な方も、
他の酢よりもまろやかで
芳醇な香りが特徴的な黒酢を
使うことで召し上がりやすくなればと
考えました。
滋補肝血
【材料】2人分
牛レバー 200g
さつまいも 100g
パプリカ 1/2個
玉ねぎ 1/4個
臭みを取るための牛乳 適量
塩コショウ
片栗粉 適量
《調味料》
黒酢 大さじ4
酒 大さじ1
水 大さじ1
醤油 小さじ2
砂糖 大さじ1.5
はちみつ 大さじ1
【作り方】
①ボールに牛レバーを入れて流水で
水を変えながら、2.3回洗う。
牛レバーを牛乳に20分浸す。
ざるに上げて、キッチンペーパーで
水分を拭き取り、軽く塩コショウをして
片栗粉をまぶす。
②さつまいもは、乱切りにして水にさらし、
パプリカは、さつまいもより
少し小さめに切る。
③油を火にかけて、水気を取った
さつまいもを素揚げし、
パプリカはさっと油通しします。
片栗粉をまぶした牛レバーを揚げる。
④フライパンに調味料を入れて
少し煮詰めえる。
牛レバー、さつまいも、パプリカを
加えて調味料を絡める。
とろみが出たら火を止める。
器に盛り付け、スライスした
玉ねぎをのせる。
食材 | 性味 | 帰経 | 効能 |
牛レバー | 平/甘 | 肝 | 養肝、補血、明目 |
さつまいも | 平/甘 | 脾腎 | 補中、益気、補腎、生津、滑腸、通便 |
パプリカ | 平/辛甘 | 肝心胃腎 | 理気、除煩、平肝、和胃 |
玉ねぎ | 温/辛 | 肺 | 理気、化痰、健胃、燥湿、解毒、活血 |
薬膳食典 食物性味表 第2版レシピ
担当:栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子