2022年4月15日（金）

【薬膳レシピ】セリと牛肉のしゃぶしゃぶサラダ ～晩春の薬膳～

季候は、晩春にはいりました。

春に影響を受けやすい五臓の『肝』は、
気（生命エネルギー）の巡りを助ける
働きをします。

気温の移り変わりと共に、肝陽（陽気）が上昇し、
イライラ、気鬱といった精神的な症状が
出やすくなりますので、

今月のテーマのセリを使って、
『肝』の働きを助けるようにセリと
牛肉のしゃぶしゃぶサラダを紹介します。

セリは上昇しやすい肝気の流れを正常にします。

彩の良いパプリカをドレッシングに加えています。
陳皮、和山椒も滞りがちな気の巡りをよくします。

牛肉は陽気が上昇して足りなくなる陰を補い、
陰陽のバランスを整えます。

疏肝理気、補血

【材料】2人分

牛肉（しゃぶしゃぶ用）　　      150ｇ
セリ　　　　　　　　　　　　　60ｇ
パプリカ　　　　　　　　　　　1/2個　　　　　　　　　　　　　

＜ドレッシング＞
陳皮　　　　　　　　　　　　　小さじ1
和山椒　　　　　　　　　　　　小さじ1/3
お好みのポン酢　　　　　　      大さじ2
ごま油　　　　　　　　　　　　小さじ1
出汁（鍋だし）　　　　　　　　大さじ1

（鍋だし）
出汁　　　　　　　　400ｍｌ
薄口醤油　　　　　大さじ1

【作り方】

①せりは7～8ｃｍにそろえて切る。
   パプリカもセリも長さにそろえて細切りに切る。

②ドレッシング作る

③鍋だしが沸いたら牛肉、セリをさっとくぐらせる。
　セリとパプリカを牛肉で軽く巻いて
　器に盛り付ける。

薬膳食典　　食物性味表　　第２版

レシピ担当：栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
　　　　　　紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
　　　　　　野田知子