2022年3月15日（火）

【薬膳レシピ】タコとニラの米粉のチヂミ ～春のはじめの養生～

3月に入り春めいてきましたね。

春に影響を受けやすい五臓の『肝』は
血を蓄えておく働きがあり、
冬から春にかけて『肝』に蓄えている
陰血（肝血）が足りない状態が起こりやすくなります。

先月に引き続き今月も陰液（体液のこと　精、血、津液）を
補うことが大切になってきます。

今月のテーマのニラを使って、
タコとニラの米粉のチヂミを紹介します。

タコは気（生命エネルギー）と血（体内の栄養分）の両方を補い、
豊富に含まれているタウリンにより疲労回復や肝機能の改善によいです。

人参も陰血を補い、春になりがちなドライアイによいです。

卵は陰液を補い、必須アミノ酸のバランスが理想的です。

ニラは、春に滞りがちな気血の巡りを良くし、抗酸化ビタミンが豊富です。

米粉は、肝の不調で影響を与えやすい消化機能を正常に働きかけます。

米粉を使っていますので、モチモチに焼き上がります。
チヂミによく合うコチュジャンベースのタレでお召し上がりください。

滋補肝血

【材料2人分】
タコ　　　　　　　100ｇ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ニラ　　　　　　　1/2束
人参　　　　　　　40ｇ
卵　　　　　　　　1個
米粉　　　　　　　60ｇ
片栗粉　　　　　　20ｇ
昆布だし　　　　　70ｍｌ
塩　　　　　　　　　ひとつまみ
油　　　　　　　　　大さじ1～2

＊チヂミのタレ
コチュジャン　　　小さじ2
酢　　　　　　　　　小さじ2
醤油　　　　　　　　大さじ1
砂糖　　　　　　　　小さじ2
味噌　　　　　　　　小さじ1
ごま油　　　　　　　小さじ1
すり白ごま　　　　　小さじ1

【作り方】

①タコは5ｍｍ幅の輪切り、ニラは3ｃｍ、
　人参は千切りに切る。

②ボウルに、米粉、片栗粉、昆布だし、
　卵を入れてよく混ぜ、①の材料を加えて混ぜ合わせる

③フライパンに油を入れ、焼き上げる

④チヂミのタレをつけて召し上がってください。

薬膳食典　　食物性味表　　第２版

レシピ担当：栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
　　　　　　紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
　　　　　　野田知子