2022年2月15日（火）

【薬膳レシピ】イカとキノコのアヒージョ～初春の薬膳～

立春を迎えました。
外気はまだまだ寒くても、春は始まっています。

春のはじめは、春に影響を受けやすい
五臓の肝の陰液（肝陰血）が足らない状態になりますので、
しっかり補うレシピ、イカとキノコのアヒージョを紹介します。

今月のテーマのイカは、
陰液（体液のこと、精、血、津液）を補います。

キノコのエリンギ、しめじは陰液を補い、
活動エネルギーを補い、力をつけます。

ニンニクは、体を温め、免疫力低下によく、
機能性分のスコルジニンは肝機能強化によいです。

オリーブオイルは、陰液が足りなくてなりがちな
体内の乾燥状態を潤すことで便秘を改善します。
他に、喉の痛みや咳にもよくて、
ウイルスが猛威をふるっている時期ですので
感冒予防になります。

香り良く、気分をリフレッシュさせてくれる
ハーブのローズマリーは、血流を促進させ、
抗酸化力も強いです。

今回はバケットを添えましたが、
パスタソースとしても美味しく
召し上がって頂けると思います。

滋補肝腎

【材料】2人分

イカ（旬のやりいかを使いました。）　　1杯
エリンギ　　　　　　　　　1/2パック
しめじ　　　　　　　　　　1/2パック
ニンニク　　　　　　　　　1片
オリーブオイル　　　　　120ｍｌ
ローズマリー　　　　　　適量
塩　　　　　　　　　　　　2～3つまみ
※やりいかはお刺身用でしたら
「肝」も使えてまた美味しくなります。

【作り方】

①ニンニクをみじん切りにし、
　キノコ類と　アヒージョ鍋に入れ、
　オリーブオイルを注ぎ、弱火で煮込む

②ニンニクに香りが立ち始めましたら、
　切ったイカを加え5分程煮て火を通す。
　塩で味を整え、仕上げにローズマリーをいれて
　香りをつけます。

 薬膳食典　　食物性味表　　第２版

レシピ担当：栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
　　　　　　紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
　　　　　　野田知子