一覧

  • 薬膳とは
  • 薬膳キャンパスの活動
  • 講座情報
  • イベント情報
  • メディア情報 活動実績
  • お知らせ コラム

HOME > お知らせ・コラム一覧 > 【薬膳レシピ】盛りだくさんキノコのバター醤油混ぜご飯~涼燥の薬膳~

お知らせ・コラム

<薬膳レシピ>

2021年10月15日(金)

【薬膳レシピ】盛りだくさんキノコのバター醤油混ぜご飯~涼燥の薬膳~

 木々の葉が色づく様子で秋の深まりを感じます。
寒さもプラスされより一層乾燥がすすむ、
この頃を涼燥と呼びます。



秋に影響を受けやすい五臓『肺』は
乾燥をすると働きが悪くなりかぜをひきやすくなります。



体内に潤いを保ち、肺の働きを助ける
食材を取ることが大事です。
肺の働きを良くすることは
免疫機能を高めます。



今月のテーマのキノコを使って涼燥の薬膳、
盛りだくさんキノコのバター醤油混ぜご飯を紹介します。


キノコ類(エリンギ、しめじ、まいたけ)は
生命エネルギーの源「気」を補い、
体の栄養分となる「血」を補います。
エリンギは、体の必要な水液「陰液」も補います。



そしてキノコ類は、肺と密接な関係の大
腸の働きをスムーズにし、便秘を改善します。



春菊や松の実は、肺を潤す食材です。
肺の働きを助け、体の必要な水液「陰液」を
補うチーズは、カリカリチーズにして添えます。



おつまみで紹介されているカリカリチーズを
混ぜご飯に合わせてみました。
ぜひ食感を楽しんでください。

滋陰潤肺、補気

【材料】2人分

エリンギ    60g
しめじ     40g
まいたけ    40g
松の実     10g
春菊       20g
ご飯      250g    
バター     15g
スライスチーズ   2枚
にんにく   すりおろし少々
醤油   大さじ1
みりん  小さじ1
塩     ひとつまみ
胡椒    少々

 


【作り方】

①フライパンにバターを入れ、キノコ類、ニンニク少々を入れて炒める
炒まってきたら醤油、みりんを入れて、塩、コショウで味を整えて火を止める

②ご飯と、キノコ類、春菊、まつのみを混ぜ合わせる。春菊は生で使う。

③器に盛り付けて、カリカリチーズを添えてください。

 

*カリカリチーズの作り方*
  皿にクッキングシートを敷いて、
  半分に切ったスライスチーズをのせ、
  ラップをしないで600wの電子レンジで1分30秒程、
  色づくまで加熱し、取り出します。
  粗熱が取れたら出来上がりです。

 

食材 性味 帰経 効能
エリンギ 平/甘 肺腎  補陰
まいたけ 微温/甘 補五臓、益気、通便
しめじ 涼/甘 腎肺  益気、補血、通便
松の実 微温/甘 肝肺大腸 潤肺、止痰、潤腸,保持、沢膚、養血
春菊  平/辛甘 肝肺 清肝、明目、潤肺、化痰
チーズ 平/甘酸 肺肝脾 補肺、補陰、止渇、潤腸
バター 平/甘 肝脾肺腎心大小腸 補五臓、填髄
平/甘 脾胃 補中、益気、健脾、和胃、除煩、止渇

         

薬膳食典  食物性味表  


レシピ担当:栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
      紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
      野田知子