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<薬膳レシピ>
2020年9月15日(火)
【薬膳レシピ】いちじくの白和え~初秋温燥の養生~
9月も半ばに入りましたが、
日中はまだ暑さが残る時期で温燥といいます。
この時期は、夏の疲れの影響で
体は津液不足になりがちです。
津液とは体に必要な水分で不足しますと、
様々な乾燥状態になります。
秋の五臓は『肺』で、『肺』は乾燥を嫌います。
乾燥しますと、肺機能が低下しやすく
咳や咽頭通といった症状が出やすくなります。
今月は、『肺』を潤し、津液を補う薬膳として、
いちじくの白和えを紹介いたします。
8月の下旬から出回るいちじくは、肺を潤し、
食欲を促し、乾燥するとなりがちな便秘によいです。
「不老不死の果物」といわれるだけあって、
多くの消化酵素を持ち栄養価の高い果物です。
咳を吐き出しやすくする効能があります。
潤肺、生津
【食材】 | 【性味】 | 【帰経】 | 【効能】 |
いちじく | 平/甘 | 肺脾胃大腸 | 潤肺、止咳、開胃、止泄痢、利咽、通便 |
豆腐 | 寒/甘 | 脾胃大腸 | 和中、益気、寛胸、生津、清熱、散血 |
白ごま | 平/甘 | 肺脾大腸 | 潤燥、滑腸、潤膚 |
白砂糖 | 涼/甘 | 脾肺 | 補中、潤肺、生津、止渇、解酒 |
薬膳食典 食物性味表
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師