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お知らせ・コラム

<薬膳レシピ>

2018年3月15日(木)

【薬膳レシピ】菜の花の香り和え

寒さも和らぎ、日差しも明るくなり、春の季節が訪れました。

スーパーなどの野菜売場には、春野菜が並び、そんなところからも春を感じとることができますね。

この時期は、寒い冬にため込んでいた邪気を払い、気の巡りを良くし、肝の機能を整えましょう。

今回のレシピは、旬の菜の花とセロリを使用し、生薬の陳皮を加え、香り豊かにお酢でさっぱりと頂ける一品です。

陳皮が手に入らなければ、レモンや旬を迎えている柑橘類の皮を削って代用しても可です。その場合はなるべく無農薬のものを選びましょう。


菜の花の香り和え
解毒、平肝、理気

【材料(2人分)】
・菜の花    100g
・セロリ     50g
・陳皮   少々(約1g)
・米酢     大さじ1
・きび砂糖   大さじ2
・ごま油    大さじ1
・塩(下茹で用)  少々

【作り方】

  1. 菜の花は軽く塩ゆでし、水気をよくきり、食べやすい大きさに切る。水気を切り、細かく刻んでおく。
  2. セロリは筋を取り除き、みじん切りにする。陳皮は水でふやかし戻しておき、
  3. みじん切りにしたセロリ・米酢・きび砂糖・ごま油を混ぜあわせる。
  4. ②に①の菜の花を加え混ぜ合わせ、冷蔵庫で30分程おく
  5. 器にもり、陳皮をかけて完成。

【効能】

食材

性味

帰経

効能

菜の花

辛/温

肝肺脾

解毒、消腫、活血、化?

セロリ

甘苦/涼

肝肺膀胱

平肝、清熱、利湿、治淋

陳皮

辛苦/温

脾肺

理気、調中、燥湿、化痰

酸苦/温

肝胃

活血、化?、消積、消腫、軟堅、解毒、療瘡、止血

ごま油

甘/涼

肝大腸

潤燥、通便、解毒

 

改訂版「食物性味表」第2版

<レシピ担当>
調理師、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、雑穀エキスパート、ドリンクコーディネーター
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 足立るみ